タルト・シトロン・ベルガモット

イグレックプリュスの製菓長 多田 征二 さんによる、洋菓子講習会が開催されました。

タルト・シトロン・ベルガモット です。
DSC03726.jpg


暑いときはさっぱりとしたものが食べたくなりますよね。
今回のこのタルトは、レモン汁をたっぷり使ったクリームと、メレンゲの代わりに、ライムとベルガモットのジュレをトップに作られています。


タルト台はサブレ生地で。
サブレを焼いた後、それを砕いて敷き詰めてタルト台にします。

DSC03593.jpg粉糖とバターが馴染んだところにアーモンドプードルを入れて混ぜていきます。

え? 普通レシピ本などでは卵を先に入れて、それからアーモンドプードル、粉を入れていくというようになっていますよね。

これは、アーモンドプードルが水分を吸って、バターとの分離を起こさないようにするためなんですよ。




「この、分離を利用したお菓子がクランブルです。 バターと卵や砂糖などがつながっていない状態のまま焼くことで、バターが抜け落ちてさくっとした食感を出しているんですよ。」(多田さん)


DSC03597.jpgDSC03606.jpgアーモンドプードルが馴染めば卵を入れてまたしっかり混ぜます。

そして最後に粉。

「粉が見えなくなればOKです。 後はピッチとラップをして生地を休めます。」(多田さん)

DSC03611.jpg 「通常はこの生地は一晩寝かせます」(多田さん)
さすがに講習会では翌日まで待ってということは出来ないので、冷凍庫で休ませます。

DSC03614.jpg休めた生地を麺棒で伸ばし広げていきます。

作業しやすいように、クッキングペーパーにはさんでのばしていきます。

「大体厚さは3mmくらいに伸ばします。 お店では2mmですね。
均一に伸ばさないと、生地が薄いところは早く火が入って焦げてしまいます。」(多田さん)

でも、タルト生地を均一に伸ばすのって本当に難しいですよね。
どうしても生地の端が薄くなるし・・・。 

「いい方法がありますよ。 ホームセンターなどに行って3mmの角材を買ってくるんです。それを生地の両端に置いて角材の上に麺棒を転がせば、きっちり3mmになります。
それ以下にはならないので、生地の薄いところが出来ないんですよ。」(多田さん)

なるほど! もうすぐ夏休みだから、こういった角材も店頭の目に付きやすいところにおいてあるかも。


さて、タルト生地やサブレ生地、お店ではどうされているんでしょう?



DSC03649.jpgDSC03653.jpg焼きあがったサブレ生地です。

手で細かくつぶしていってもいいですし、フードプロセッサーを使えば、瞬間的に砕いた状態になリマす。

「このサブレを砕いたものが、「サブレ・プレッセ」です。 プレッセはフランス語で「つぶす」という意味ですね。

このサブレ・プレッセは冷凍保存できますが、出来れば崩す前のブロックの状態で。
崩したものを冷凍する場合は、二重三重に密閉して冷凍してください。 そのままの状態だと、冷凍庫の中の匂いをどんどん吸い込みます。」(多田さん)。


DSC03657.jpg出来上がったサブレ・プレッセに、溶かしたミルクチョコを入れて全体にしっかりと絡めていきます。

「チョコレートの温度が低いと、サブレ・プレッセとあわせたときダマになったりして混ざらないので、チョコレートは温めておいてください。」(多田さん)

DSC03662.jpgDSC03667.jpgチョコレートを絡ませたサブレ・プレッセを型に入れて、スプーンなどで押さえながら均一に敷き込んでいきます。


クレーム・シトロン
DSC03628.jpgレモン汁、卵などすべての材料を鍋に入れてほぐしていきます。
これを鍋に入れて炊いていきます。
レモン汁がたっぷりなのは、この写真を見てもお分かりいただけますよね。

DSC03638.jpg焦げ付かないようにしっかり混ぜながら炊いていきます。

「中火から強火で炊いてください。 弱火でゆっくり炊いていくと、せっかくの風味が飛んでしまいます。」(多田さん)


DSC03619.jpgDSC03640.jpg炊き上がった熱いクレーム・シトロンを、ホワイトチョコの入ったボウルに、漉し器を通して入れます。
クレーム・シトロンの熱でチョコが溶けるので、しっかり混ぜて溶かしていきます。

「レモンの皮をそのまま生かしたい方は漉さなくてもOKです。」(多田さん)




滑らかさと粒子、一手間で仕上がりに差が出るんですね。 さすがプロ!

DSC03646.jpgクレーム・シトロンは氷を当てて混ぜながら冷ましていきます。
ある程度冷めれば冷蔵庫で冷やす。

DSC03673.jpg冷えたクリームは硬くなっていて、作業性が悪いので、一度ほぐす。

DSC03676.jpgDSC03681.jpg先に作っておいたサブレ台の上にクレーム・シトロンを入れます。
軽くゴムベラで表面を整えるくらいでもOK。


ジュレ・ベルガモット

今回のタルト・シトロンは、普通だとトップはメレンゲですが、今回はベルガモット風味のジュレをメレンゲに見たてています。
ベルガモット? と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ベルガモットは、紅茶のアールグレイに使われています。 まさにあの香りです。
凄く上品な香りですよね。
多田さんが持たれているのが、ベルガモットエッセンスです。
数滴入れると、ほのかにベルガモットが香るジュレになるんですよ。

DSC03688.jpgDSC03694.jpgふやかしておいたゼラチンを溶かします。

とけたら、ライム果汁や砂糖などを入れて泡立てて行きます。
途中からは氷水に当てながら。 すると真っ白のぷるんとしたジュレが出来上がるんですよ。

DSC03703.jpg出来上がったジュレはこんなに真っ白。

「泡立てながら冷やすのが面倒なら、すべてを入れて冷蔵庫で固め、固まってからブレンダーをかけると同じ状態になります。」(多田さん)


さて、これからの季節のお菓子によく使われるのがゼラチン。
板ゼラチン、粉ゼラチンといろいろありますよね。 そんなゼラチンについても、多田さんから詳しく説明があります。



DSC03715_20080706091949.jpg出来上がったベルガモット・ジュレをトップに乗せたら完成です。


DSC03713.jpg


ふわっと柔らかいベルガモットの香る・ジュレと、さっぱりしたレモンの酸味。
この季節に食べたくなるお菓子ですね。
サブレも砕いて台にするなら、おうちで作るときの3番生地も生かせますね。


<講師より一言>
今回のタルト・シトロンは、普通のタルト・シトロンが苦手な方でも食べれる様に仕上げた物です。
メレンゲの甘さをジュレに変えて、すっきりと頂ける様に工夫したタルトです。


多田先生のプロフィールと動画メッセージは こちら


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DSC03739.jpgレモンプロフェッショナル 700ml 1260円
店頭でも販売しています。 (店頭価格とネット価格が異なる場合がございます。)

DSC03736.jpgゼラチンリーフ300 300g 1459円
店頭でも販売しています。 (店頭価格とネット価格が異なる場合がございます。)

DSC03741.jpgカレボ ホワイトチョコレート 200g 567円
カレボ ミルクチョコレート 200g 588円
店頭でも販売しています。 (店頭価格とネット価格が異なる場合がございます。)




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